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3月定例会

最終更新日:2016年2月25日

平成28年度施政方針             


(はじめに)

 本日ここに、平成28年第1回蕨市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位には公私とも大変お忙しい中、ご参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。
 今定例会は、平成28年度の当初予算をはじめとする重要な案件をご審議いただくこととなりますが、この際、私が、これからの市政に臨む基本的な考え方や新年度予算の編成方針、更には、予算の概要と主な事業について申し上げ、議員各位並びに市民の皆さんのご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

(信なくば 立たず これからも市民と歩む市政を)

 さて、昨年6月、私にとりましては、3期目の市政運営をスタートさせることができましたが、このことは、防災や子育て、教育、介護の充実など、住みよいまちづくりの着実な前進、蕨の将来を見据えた財政の健全化、市民の皆さんとの対話、ふれあいなど、多くの市民の皆さんに、これまでの市政運営を評価していただき、その更なる前進を願っていただいた結果であると受け止めています。
 とりわけ、お約束した公約、施策を誠実に実行することを通じて、市民の皆さんの市政に対する信頼を高めることができた、このことが大変重要であったと考えています。

 一方、国政の場においては、残念ながら「政治とカネ」の問題などをはじめ、国民の信頼を損なう事態が相次いでいます。

 「信なくば 立たず」。

 これは、有名な孔子の教えでありますが、3期目最初となる予算編成に当たり、これからも、市民と心が通い合い、市民とともに歩み続ける市長でありたい、その決意を新たにしているところであります。

 


(「政治は国民、市民のために」
  暮らしを守る市政の前進へ)

 ところで、いま日本経済はどうなっているのでしょうか。この間、政府からは「景気は緩やかな回復基調にある」との発表がなされていますが、国民や中小事業所の皆さんから聞こえてくる声の多くは、「景気回復の実感がない」というものです。「厳しくなっている」との声も少なくありません。

 実際のところ、円安や株高で、大企業を中心に空前の営業利益を上げている一方で、政府の発表でも、国民の実質賃金は昨年まで4年連続で減少し、昨年10月から12月のGDP、国内総生産も、個人消費の落ち込みなどにより、2期ぶりにマイナス成長となりました。

 その上、株価についても、年明けから、乱高下しながら大きく値を下げるなど、日本経済の先行きは不透明感を増しています。

 日本経済の主役は、GDPの6割を占める個人消費です。私は、国民、市民が豊かになってこそ、本当の意味での景気回復が実現し、日本の未来が開けるものと考えています。

 今、NHK大河ドラマ「真田丸」で戦国武将、真田信繁が話題でありますが、その父・真田昌幸は、有名な2回にわたる上田城の攻防戦で、徳川軍7,000に対し、わずか2,000の兵でこれを打ち破ったことで知られています。
 それは、昌幸が、日頃から年貢の軽減など、領民を大切にする国づくりを行っていたからこそ、上田城の攻防戦においても、領民がともに戦い、勝利に導くことが出来た、といわれています。
 政治や行政に携わる私たちは、こうした歴史の教訓からも、しっかりと学ぶことが大切です。

 「政治は国民、市民のために」。

 私は、そうした信念の下、市長就任以来進めてきた暮らしを支える「あったか市政」の更なる前進を図ってまいります。

 


(真の地方の時代 コンパクトシティ蕨の出番)

 わが国は、現在、超高齢化、人口減少社会という、大変困難な課題に直面し、その打開のかぎは、市民に最も身近な地方での個性あるまちづくりにあるといわれています。
 地方分権が叫ばれて久しくなりますが、今、「真の地方の時代」を迎えています。

 蕨市では、昨年10月、人口減少社会に対応した蕨版「総合戦略」を策定いたしました。
 その施策の推進に当たっては、地方創生推進交付金の活用が期待されていますが、全国市長会など地方6団体からの「自由度の高い制度に」との要望にもかかわらず、交付金の活用には、新たに「地域再生計画」の策定が必要となるなど、大きな制約があるのが実情です。

 いうまでもなく、私たち地方自治体のまちづくりは、国が主導で進めるものではなく、市民との協働で、わがまちの特徴や、強みを活かしながら、地方が主役になって進めるものであります。

 私たちのまち蕨は、歴史文化、コミュニティの豊かさと利便性の高さを併せ持ち、なによりも優れた「地域力」があり、これは、今、地方自治体に求められる最も大切なものでもあります。

 「今まさに、コンパクトシティ蕨の出番です」。

 私は、こうした立場に立って、「総合戦略」の推進に当たり、自由度の高い交付金制度を国に求めつつ、「コンパクトシティ蕨」将来ビジョンや3期目のマニフェストを基本に、蕨の強みを活かし、市民との協働で全国に誇れる、個性ある魅力的なまちづくりを進めてまいります。

 

(平成28年度当初予算編成の4つの重点方向)

 以上の考えに基づき、平成28年度予算案は、「コンパクトシティ蕨」将来ビジョンや、私の3期目のマニフェスト「あったかプラン第3章」の「本格実施予算」といたしました。
 予算編成に当たっては、「安全で安心できるまち」、「にぎわいあふれる元気なまち」、「みんなにあたたかくだれもが住みやすいまち」、そして、「蕨の未来に向けた行財政運営」、この4つを重点方向としておりますが、とりわけ、安全安心の最優先課題である「防災対策」や蕨の未来を見据えた「子育て支援」に思い切った予算措置を講じている点が特徴です。

 

(安全で安心できるまち)

 それでは、予算編成に当たっての4つの重点方向について、申し上げます。

 まず、第1の「安全で安心できるまち」についてであります。
 真の地方の時代にあって、個性あるまちづくりが求められていると申し上げましたが、身近な市町村にまず求められるのは、市民が安全で安心して暮らせるまちづくりであり、それが、住みやすさの基本、そのものであります。

最重点課題である防災対策では、約10億円の予算を投じて実施する市民体育館の耐震化や市民会館の耐震設計を行うとともに、初期消火に有効なスタンドパイプの自主防災会への配備、27年度に創設した家具固定化の補助制度を28年度に限り、全ての世帯を対象に拡大するなど、自助・共助・公助の連携による防災都市づくりを進めてまいります。

防犯対策では、昨年、町会をはじめ地域をあげた取り組みなどにより、市内の犯罪件数は前年比で22%も減少しましたが、
28年度は、リース方式により、全ての防犯灯のLED化を図るなど、更なる推進を図ってまいります。

 

(にぎわいあふれる元気なまち)

 第2の、「にぎわいあふれる元気なまち」は、まちの魅力と活力につながるものです。
 昨年3月、県内では川越市に次いで2市目となる国の認定を受けた「中心市街地活性化基本計画」については、蕨駅東口コミュニティ・ショッピング道路の整備や、準備組合との連携のもと、蕨の未来につながる蕨駅西口再開発の計画作りを推進いたします。

 更には、双子織やわらびりんごをはじめ、蕨ブランド戦略とシティプロモーションの推進を図るべく、その認定制度や指針作りを進めてまいります。

 

(みんなにあたたかくだれもが住みやすいまち)

 第3の「みんなにあたたかくだれもが住みやすいまち」は、子育てや教育、介護など住みやすさそのものに直結する施策であります。
 子育て支援では、認可保育園について、昨年の3園増設に続き、4月には2園が開園し、留守家庭児童指導室についても、4月には、中央小と東小内に2室が開設し、更に3室の増設を進めてまいります。
 教育では、これまで35人程度学級をはじめとする教育環境の整備を進めていくなかで、学力面や体力面で大きな成果を上げつつありますが、28年度には、福祉・児童センター内に教育センターを整備し、スクールソーシャルワーカーを配置して、教育相談体制の充実を図ってまいります。
 介護では、地域包括ケアシステムの構築に向けて、新しい総合事業をスタートさせ、高齢者の日常生活を支える体制づくりを進めます。
 また、市内2つの地域包括支援センターが中心となって、市民の皆さんとの協働で、いきいき百歳体操をはじめとする介護予防、認知症対策の推進を図ってまいります。

 

(蕨の未来に向けた行財政運営)

 第4の蕨の未来に向けた行財政運営では、引き続き、土地開発公社の経営健全化の着実な推進を図るとともに、27年度に作成する「公共施設等マネジメント白書」を踏まえて、蕨市の公共施設や社会インフラを将来にわたって、適切に維持管理していくための「公共施設等総合管理計画」の策定を進めてまいります。あわせて、こうした施策の財政的裏づけとして、28年度当初予算とともに提出しております3月補正予算において、公共施設改修基金と市庁舎整備基金にそれぞれ原資3億円を積み立てるなど、必要な対応を図ってまいります。

 


(平成28年度当初予算の概要)

 こうした市政運営の基本的考え方と4つの重点方向に基づき編成した平成28年度蕨市一般会計予算は、歳入においては、歳入の根幹をなす市税収入を、法人市民税や固定資産税の増などにより1億円増の109億円と見込んだほか、国の地方財政計画を踏まえて地方交付税を3億円増の16億5,000万円、7園に増えた民間認可保育園の運営委託料や市民体育館の耐震化に対する補助などにより、国庫支出金を約3億1,000万円増の約42億5,000万円と見込みました。
 更に、公共施設の耐震化や改修に充当するため、公共施設改修基金から3億2,000万円を繰り入れています。
 一方、歳出においては、市民体育館の耐震化や留守家庭児童指導室の3室増設など公共施設改修工事費を前年度比5億8,000万円増の7億9,800万円を計上したほか、大幅に増設した認可保育園の運営費や障害者福祉費をはじめとする社会保障関連予算の増などにより、総額は232億6,000万円となりました。
 これは、前年度比6億2,000万円、2.7%の増で、一般会計当初予算の規模としては、過去最高となります。

 特別会計では、国民健康保険や公共下水道、介護保険、錦町区画整理など6つの会計の総額は178億9,100万円、病院・水道の企業会計合計額は44億3,114万3,000円で、以上の全会計を合わせた蕨市全体の予算規模は、455億8,214万3,000円となりました。

 また、27年度の一般会計補正予算(第5号)では、先ほど、申し上げた公共施設改修基金や市庁舎整備基金などへの積み増しを行うとともに、国の補正予算に対応して、年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業や、市の情報セキュリティ強化対策にかかる事業費を計上しております。

 

(6つの基本目標に沿った主な事業)

 それでは、次に、将来ビジョンに掲げるまちづくりの6つの基本目標および推進プランに沿った主な施策について具体的に申し上げます。

 

(安全で安心して暮らせるまち) 

 まず、第1点目の「安全で安心して暮らせるまち」では、市民体育館・北町公民館・北町児童館の複合施設について、アリーナや屋根、トイレ・シャワー室などの改修を含めた耐震補強等工事を進めます。
 大規模な工事となるため、2か年の事業で総額約10億円の費用を見込んでいます。工事に伴い、7月1日より約1年間、全館の休館を予定しており、施設利用の休止については、3月より広報蕨や市のホームページなどで周知を図ってまいります。
 その他、市民会館・中央公民館・勤労青少年ホームの複合施設は、27年度に実施した耐震診断の結果を受け、屋上防水を含む耐震補強等工事の設計を進め、錦町児童館、消防署塚越分署、図書館の3施設は、新たに耐震診断を実施します。

 また、大規模災害時には、地域住民が協力して初期消火などに当たることが期待されていることから、軽量で持ち運びがしやすく、道路上の消火栓に接続することで放水活動ができるスタンドパイプを、希望する自主防災会に対し、28年度は10台、以後、複数年度で順次配備していきます。

 27年度に開始した家具転倒防止器具の購入並びに設置費用の補助については、28年度に限り、対象者を高齢者や障害者から、市内全世帯に広げ、普及の拡大を図ります。なお、取り付け作業は、27年度と同様、市内業者に限定し、上限1万円を補助します。

 更に、消防職員や消防団員のOBを中心に、大規模災害発生時における消防活動や情報収集を支援する消防災害支援隊の体制充実を図るため、隊員数を現行の倍の24人に増員します。

 防犯対策では、年間100基程度のペースで進めてきた防犯灯のLED化について、スピード感を持って市内全域に広げるため、リース方式により、市内全ての防犯灯約2,300基のLED化を進めます。リース期間は10年で、12月までの整備を予定しています。

 また、多発する振り込め詐欺などの対策として、被害の未然防止に効果的とされる通話録音装置を100台程度、高齢者世帯等へ無償で貸し出します。

 設置した世帯には、後日利用アンケート調査にご協力いただき、その効果について検証します。

 

(豊かな個性を育み子どもたちの未来輝くまち)

 2点目の「豊かな個性を育み子どもたちの未来輝くまち」では、保育園の待機児童の解消に向けて、27年度の3園に続き、新たに民間認可保育園2園が、開園します。
 1つは錦町3丁目に開園する定員60名の「(仮称)蕨すこやか保育園」で、もう一つは、中央1丁目に開園する定員60名の「(仮称)わらびさくらさくほいくえん」です。
 この2園を含めた合計定員は1,108名となり、市長就任前と比較しますと1.8倍の拡充となります。

 また、市立保育園の土曜日の延長保育を含む保育時間は、さくら保育園は午後5時まで、その他の4園は午後2時までとなっていますが、平日と同様、全ての市立保育園で土曜日の通常保育を実施し、午後7時までとします。

 更に、留守家庭児童指導室を、新たに3施設増やし、14施設に拡充します。
 増設は、北町、南町、塚越の3地区で、北町は、保健センター前にある現在の施設を2階建てに改築し、1階・2階それぞれの2施設とし、塚越は、塚越小に隣接するちびっこ広場に新たに設置します。
 南町は、南小の一時的余裕教室を活用して整備し、夏休みの開設を目指します。
 なお、27年度に中央小と東小校内の一時的余裕教室を活用して整備した2つの留守家庭児童指導室については、民間事業者に運営を委託し、4月に開設します。

 

 教育の分野では、児童・生徒、保護者等に対する教育相談の充実と、時代の要請に応じたさまざまな教育課題についての調査・研究を行うため、福祉・児童センター内に教育センターを整備するとともに、スクールソーシャルワーカーを1名配置し、子どもたちの心身ともに健やかな育成を進めます。

 また、老朽化や臭気のほか、子どもたちが和式トイレの使用を苦手としていることなどにも配慮し、27年度の中央小、一中に引き続き、28年度は東小、南小、二中で、学校トイレの環境改善を進めます。

 

(みんなにあたたかく健康に生活できるまち)

 3点目の「みんなにあたたかく健康に生活できるまち」では、27年度からスタートした健康長寿埼玉モデル事業を継続し、ウォーキングや筋力アップトレーニングを実践し、
 その効果を検証するモニターの方を50人増やし、200人に拡充します。

 また、がん検診のうち、胃がん検診は、60歳以上に胃部エックス線検査と胃内視鏡検査の選択制を導入し、乳がん検診は、27年度の受診者数が26年度に比べ約1.6倍となっていることから、集団検診の期間を14日間から17日間に拡充します。肺がん・結核健診は、他の検診と同様、費用の概ね1割程度の自己負担をお願いすることといたしました。

 更に、特定健康診査で改善が必要な方を対象とした特定保健指導は、スポーツクラブとの協働により、人気が高いプールを利用した講座を加えるほか、スポーツクラブの施設利用券を配布して、参加者の継続意欲の維持を図り、参加率の向上と効果的な指導を目指します。


 安心して子どもを産み育てられる環境の充実に向け、妊婦の皆さんがお腹の中の赤ちゃんと一緒にリラックスして楽しんでいただけるような、やさしい音楽のコンサートを実施するとともに、男性の積極的な育児を支援するために、父子手帳を配布します。

 介護については、昨年4月に市内3か所目となる特別養護老人ホームや第2地域包括支援センターの開設、認知症の方やその家族を支援する地域支援推進員の配置を行ってきたところですが、引き続き、介護予防に向けた認知症予防講座の開催や、地域住民が主体的に行う、いきいき百歳体操の更なる普及を進めます。

 また、生活困窮世帯・生活保護世帯の中学生や高校生への学習支援や、その保護者への家庭訪問などを行う学習支援事業については、学習教室を週1回から2回へ拡大し、貧困の連鎖からの脱却に向けた取り組みを進めます。

 更に、ひとり親家庭などの自立支援では、28年8月分より、所得に応じて、児童扶養手当にかかる第2子、第3子以降に対する多子加算額を第2子は最大5,000円、第3子以降は最大3,000円増額していきます。

 障害者福祉では、主に精神に障害がある皆さんの社会参加に向け、新たに、創作活動や生産活動を行う地域活動支援センター「つむぎ」に対する運営の補助を行い、その活動を支援します。

 

(にぎわいと活力、市民文化と歴史がとけあう元気なまち)

 4点目の「にぎわいと活力、市民文化と歴史がとけあう元気なまち」では、中心市街地活性化基本計画に位置付けられている、蕨駅東口のコミュニティ・ショッピング道路の整備を進めます。安全な歩行空間の確保と商店街の賑わいづくりに向け、400メートルにわたる道路の整備を実施するほか、道路に接する末広公園のリニューアルに向け、地元の皆さんとの協議を進めながら28年度は設計を行ってまいります。

 蕨駅の西口地区市街地再開発については、準備組合の皆さんとともに、蕨の未来につながる構想をしっかりと練り上げてまいります。

 コミュニティビジネスの普及に向けては、引き続き、創業講座に実践編を取り入れるなど、支援体制の充実を図ってまいります。

 また、地域資源を活かしたまちの活性化として、シティプロモーションの推進に向けた指針の策定や、蕨市が認定した商品などを市内外に紹介していく蕨ブランドづくりをスタートさせます。
 
 更に、蕨のプロモーション動画の配信などを進めるとともに、主に子育て世代を対象とした「子育てしたいまち情報冊子」の作成や蕨市ホームページ内に専用ページを開設するなど、蕨の魅力の発信について充実を図ります。

 このほか、昨年の機まつりで限定販売され、大好評を博したわらびりんごサイダーは、新聞各紙でも報道され注目を集めています。引き続き、りんごの生産量の確保に努めながら、製造・販売を行っていきます。

 スポーツ・レクリエーション活動の推進および体制の充実では、錦町スポーツ広場の人工芝化やフェンスの張り替えなどの整備を進めるための設計を行います。

 また、昨年より稼動している公共スポーツ施設予約システムは、新たに市民体育館と信濃わらび山荘を予約可能施設に加えるよう、システムの修正を行います。なお、信濃わらび山荘については29年2月からの予約開始を、市民体育館については29年度のリニューアルオープンにあわせた予約開始を予定しています。

 音楽によるまちづくりでは、27年度に引き続き、小・中学校への音楽家派遣事業やこども音楽大学、市民音楽祭などを通じて、音楽の楽しさや素晴らしさを広げてまいります。

 

(快適で過ごしやすく環境にやさしいまち)

 5点目の「快適で過ごしやすく環境にやさしいまち」では、三世代にわたる家族の同居や近居による市内定住を促進するため、市内に住む親世帯と同居または近居する子世帯の住宅取得に対する補助を、引き続き実施します。

 錦町土地区画整理事業については、一般会計からの繰出金とともに、国の交付金や市債などの最大限の活用を図り、仮設住宅2棟の整備ならびに1棟のリフォームのほか、26棟の家屋移転や街路整備などを計画し、事業の推進を図っていきます。

 中央第一地区まちづくりについては、一般会計において、後退用地に位置する老朽建築物等の除却に係る補助や区画道路整備工事を実施するほか、国庫補助金を活用しながら、道路拡幅のための土地購入を進めます。
 26年度から設置した公共用地先行取得事業特別会計でも、地権者との合意形成を図りながら土地の先行取得を進めており、併せて事業の進捗を図ります。

 このほか、橋りょう利用の安全性を確保するため、市が管理する橋りょうの定期点検を実施します。これは、平成26年、道路法施行規則の改正により、5年に1回の実施が義務付けられた点検で、JR跨線橋を含む65橋について、国が定める統一的な基準により、近接目視を基本として実施し、健全性の診断を行います。

 

(一人ひとりの心でつなぐ笑顔あふれるまち)

 6点目の「一人ひとりの心でつなぐ笑顔あふれるまち」では、協働のまちづくりの充実を目指した協働事業提案制度について、子育て情報の発信をテーマとした「楽しく子育て 笑びってフェスタ2016!」や、にぎわい創出に向けた「わらてつまつり」の開催、中学生を対象としたデートDVに関する講演会の実施、大荒田交通公園のシンボルとなっているSLの整備のほか、新たに、防災対策として、災害図上訓練や、避難所運営訓練などを内容とする「わらび防災大学校」を開校します。

 また、昨年のアメリカ・エルドラド郡との姉妹都市締結40周年に続き、今年は、友好都市であるドイツ・リンデン市との市民交流が40年目を迎えることから、リンデン市の皆さんをお迎えしての記念式典を開催いたします。
 国際青少年キャンプについては、エルドラド郡での開催が決定し、郡議会議長や郡庁所在地であるプラサビル市長から、キャンプの参加についての招待状をいただき、5年ぶり3回目となるエルドラド郡でのキャンプに蕨の青少年を派遣いたします。

 

(推進プラン)

 続いて、持続可能な都市蕨に向けた、行財政運営についてであります。

 土地開発公社については、25年度から33年度までの9年間で約46億円の土地買い戻しを進め、借入金を返済していく土地開発公社の経営健全化計画を進めているところですが、27年度の補正予算では、錦町土地区画整理事業特別会計において事業用地約4,400万円を、28年度予算では一般会計において、中央1丁目の蕨駅西口第1駐車場の一部約2億2,000万円の土地を買い戻します。その結果、土地開発公社の借入金は36億7,200万円程度に縮減される見込みです。

 将来に向けた公共施設等の改修に当たっては、いわゆる箱モノ施設をはじめ、道路や上下水道といった社会インフラなど、多くの施設で老朽化が進み、更新時期が集中する一方で、少子高齢化などによる利用需要の変化や生産年齢人口が減ることなどによる市税収入の減少が見込まれます。
 このため、27年度中に作成する「公共施設等マネジメント白書」を基礎資料として、公共施設等の最適な配置や計画的な維持保全など、長期的視点に立った施設管理の方針を示す「公共施設等総合管理計画」を策定します。

 更に、供用開始から長期間が経過し、老朽化が進んでいる下水道の長寿命化に向けて、既存下水道管路の情報や改築費用の平準化などの基本構想をとりまとめた「下水道管路長寿命化基本計画」を策定します。

 

(むすび)

 さて、昨日、うれしいニュースが届きました。中央公民館が、長年、ボランティアサークルの皆さんとともに、日本語ボランティア養成講座や日本語教室を開催してきた活動などが評価され、平成27年度の「優良公民館表彰」を受賞することが決定したとの知らせです。

 「優良公民館表彰」は、地域住民の学習活動に大きく貢献している公民館を文部科学大臣が表彰するもので、全国に約1万4,700もの公民館がある中で、蕨の公民館は5年連続の受賞となります。
 しかも、今回は、「優良公民館」の中でも、特に優秀と認められた「優秀館」に選ばれたのです。

 蕨は、中央公民館をはじめ、市内に7つもの公民館があり、それぞれ、市民の皆さんとともに充実した生涯学習が取り組まれ、そうした活動を通じて、地域の絆が深まり、学んだことがまちづくりに活かされています。生涯学習は、蕨の大きな魅力であり、まちの発展の原動力でもあるのです。

 ここでも、蕨の「協働」の力が輝いています。

 私は、これからも、生涯学習や防災対策など、さまざまな分野で、市民の皆さんとの協働によるまちづくりを進め、全国に誇れる「日本一のコンパクトシティ蕨」の実現を目指してまいります。市議会をはじめ、市民の皆さんには、わがまち蕨の限りない発展に向けて、なおいっそうのお力添えをお寄せいただきますよう、心からお願いを申し上げ、平成28年度の施政方針表明といたします。ありがとうございました。

 (平成28年2月24日)

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住所:蕨市中央5-14-15 蕨市役所3階
電話:048-433-7703
E-mail:hisho@city.warabi.saitama.jp

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